- トップページ
- 書籍の内容
- 教える前に相手のレベルを知る方法
- 部下の理解度を増す「たとえ話」の使い方
- 教えに欠かせない「TACサイクル」
- 自分より年上の部下を教えるときの注意点
- 効果的なレジュメと板書の書き方
- 教えの説得力を増す「○○先生いわく」話法
「自分の仕事だけで手一杯で、部下を教える余裕がない」 「仕事を教えるのに時間をかけるぐらいなら、自分でやったほうが早い」
その通りだと思ったあなたは、残念ながら「上司失格」です。 なぜなら、部下を教え、育て上げるのは、上司の大事な仕事の一つだからです。
「教える」ことは、部下のためだけではなく、上司のためでもあります。
あなたが仕事を教えた部下が、やがて成長し、そのまた部下に仕事を教える…。 この「教えの連鎖」が始まれば、あなたが安心して仕事を任せられる部下がどんどん増えていきます。
部下に任せるべき仕事は任せて、あなたは自分がやるべき仕事に専念できるのです。
本書では、あなたが「教え上手」になれるように、すぐに実践できる教えのノウハウをご紹介します。
- 一度に教えるポイントは3つまで
- 大事なポイントは「間」で強調する
- できる部下もできない部下もほめまくる
など、誰でも使える、ちょっとしたテクニックが満載です。 本書を活用して、あなたの職場に「教えの連鎖」を巻き起こしてください!
第1章 「教える」ことで、あなたも組織も成長できる
- あなたが教えなければ、会社の成長はありえない
- 「自分でやるほうが早い」は大間違い
- 「スピード最優先時代」だからこそ教えよう
- 教えなければ、上司とは言えない
- 教えることに「ギブ・アンド・テイク」を求めるな!
- 教えることは最高の「勉強法」
- 「仕事のDNA」を次世代に伝えよう!
第2章 部下を「一人前」に育てる教え方の基本
- 一度に教えるポイントは3つまで
- 大事なポイントは、くどいくらい繰り返して伝える
- 大事なポイントを強調する「間」の使い方
- 教える前に相手のレベルを見極める
- 専門用語はできるだけ使わない
- 「たとえ話」は魔法のツール
- わからない部分が出てきたら、そのままにしない
- 部下の反応が悪くてもあせらない
- 質問がないからといって、安心してはいけない
- 部下が実行する際には、一切口を出さない
- 評価は「よかったこと→悪かったこと」の順に行なう
- 教えたあとも「TACサイクル」を続けよう
第3章 部下の「自信」と「やる気」に火をつける教え方
- あなたの部下は「行動派」?「理論派」?
- 教わることのメリットを明確に話す
- 「努力は必ず報われる」と信じ込ませる
- 小さな成功体験を積ませる
- 「君ならできる!」を上司が言葉と態度で示す
- できない部下もできる部下もほめまくれ!
- どんなときでも叱るのはNG
- 部下には遠慮なくしゃべらせる
第4章 どんな部下にも効率がある「タイプ別」の教え方
- タイプ1 まったくの初心者
- タイプ2 教え方に文句をつける部下
- タイプ3 根拠のない自信がある部下
- タイプ4 すぐにリスクを考えてしまう部下
- タイプ5 自分より年上の部下
- タイプ6 自分よりはるかに年下の部下
- タイプ7 本気で学ぶ気が感じられない部下
- タイプ8 頑張り過ぎる部下
第5章 「多くの部下」を一気にレベルアップさせる教え方
- 教えの出来は準備で8割決まる!
- 教わる側には予習をさせる
- 教わる側の緊張を一瞬で解くアイスブレイク・スキル
- 教える側のあがりを解消するには?
- 教える側は「プチ・ハイテンション」が基本
- 伝わる話し方をする3つのポイント
- レジュメと板書の効果的な書き方
- 図を使った教え方の注意点
- 「○○先生いわく」で教え方に説得力を持たせる
- 眠ってしまった人への対処法
- 必ずやりたいグループ・ディスカッション
- 「復習タイム」を教える時間に組み込もう